<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 松齋自題>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 松齋に自ら題す>
<BookPage: 58-60>
<UsedPage: 3>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
非老亦非少，
年過三紀餘。
非賤亦非貴，
朝登一命初。
才小分易足，
心寬體長舒。
充腸皆美食，
容膝即安居。
況此松齋下，
一琴數帙書。
書不求甚解，
琴聊以自娛。
夜直入君門，
晚歸臥吾廬。
形骸委順動，
方寸付空虛。
持此將過日，
自然多晏如。
昏昏復默默，
非智亦非愚。
<End Poem>
<Translation>
年よりでなく若くもない、というのは年齢三十歳を過ぎているからだ。賤しくないしまた貴くもない、というのは命を受けて朝廷の官になっているからだ。才能がないので分に満足しやすく、心はのびのびし体もいつものびのびしている。腹一杯になりさえすればうまいと思い、膝さえはいれば安らかな住居と思っている。ましてこの機斎には、琴一そうと数帙の書がある。書をよんでもくわしい解釈はいらないし、琴は自分のたのしみのためだけだ。夜は宿直のため宮中に参るが、おそく帰ってきてこのいおりに寝る。体を天然の理にしたがって動かし、心はいつも空虚にしておく。この主義で毎日をおくり、自然と安らかなものだ。うすほんやりし、また黙りこくっている。利口でもなければばかでもない。
<End Translation>
<Formatted Translation>
年よりでなく若くもない、というのは年齢三十歳を過ぎているからだ。
賤しくないしまた貴くもない、というのは命を受けて朝廷の官になっているからだ。
才能がないので分に満足しやすく、心はのびのびし体もいつものびのびしている。
腹一杯になりさえすればうまいと思い、膝さえはいれば安らかな住居と思っている。
ましてこの機斎には、琴一そうと数帙の書がある。書をよんでもくわしい解釈はいらないし、琴は自分のたのしみのためだけだ。
夜は宿直のため宮中に参るが、おそく帰ってきてこのいおりに寝る。
体を天然の理にしたがって動かし、心はいつも空虚にしておく。
この主義で毎日をおくり、自然と安らかなものだ。
うすほんやりし、また黙りこくっている。利口でもなければばかでもない。
<End Formatted Translation>